2023/11/22 21:20

神奈川県は、お米を主生産物にしている農家は少なく、そのため米どころと言われる東北などと比べると、化学肥料、農薬の投入量は、1/3 ~1/2程度と言われています。県全体で減農薬なのですが、特に足柄地域は、三方を山に囲まれ、一方が海に面しているため、害虫の飛来数が少なく、風や日射にも恵まれているため、県平均を下回って、低農薬と呼べるレベルになっています。どの農家でも、種子の消毒と初期の除草に一回ずつ用いるのが普通なのです。堆肥やレンゲを多用している農家さんもいます。「おだわら農人めだかの郷」は、生態系保全型農業を掲げているので、化学肥料、農薬の投入量はさらに少なく、県のエコファーマーの基準を満たしています。種子消毒には温湯を使い、中熱のリサイクル堆肥の使用量を年々増やし、化学肥料ゼロの田んぼもあるのです。
このように、テマヒマはかかるのですが、農家の皆さんが手塩にかけるからこそ、「めだか米」は、美味しさ、安全、安心を謳うことができるのです。