2023/11/17 23:27

自然との共生と循環を古来から受け継いできた日本の、「里山の暮らし文化」。
SATOYAMAとローマ字表記されるように、なかなか海外の言語での的を得た表現は難しいのだとされているのですね。日本が誇ってよい、その事例が2010年のCOP10(生物多様性条約締結国会議 名古屋開催)SATOYAMAイニシアティブセッションで紹介されました。生き物を育む環境と米づくりの両立ということで、兵庫県豊岡の「コウノトリ米」、新潟県佐渡の「トキ米」とともに神奈川県小田原の「めだか米」も紹介されたのです。自然の仕組みを活かす農業、稲作が桑原・鬼柳地区で実践されていること、自慢してもよいのでは、と思います。もっとも、「めだか米」を生産する農家の皆さんは、「俺ら、そんな立派なことをしてるとは思わなかったけどなあ」、「昔からのやりかたを変えていないだけだけど」「テデトールがいちばんだ、草取りは薬には頼らんよ」と、持ち上げられたことへの戸惑いも。皆さん、とてもいい顔で、毎日、田んぼに足を運んでいます。