2023/11/17 23:25

農家の皆さんのご苦労だけでなく、「めだか米」の美味しさの秘密はじつは、「市民力」にもあるのです。
野生メダカが生息するこの地域には、この環境を守り、生き物たちを守る市民グループが5つあります。「桑原・鬼柳めだか米の会」はそのひとつですが、他の4つのグループと連携、協働が「めだか米」として実を結んでいるのですね。

■酒匂川水系のメダカと生息地を守る会
メダカの遺伝子調査、分布調査、定点環境調査などを1997年に開始。
現在も、定期的な調査を行い、自然観察会なども行っています。

■たんぼの恵を感じる会
市民の皆さんへ稲作体験への呼びかけなどを通し、農業を中心とした暮らしの大切さを伝える活動を定期的に行っています。

■めだかサポーターの会
小田原市の条例指定の「野生の生き物保護区」の環境保全活動を年間を通して行っています。パトロールや草刈、藻刈、メダカの天敵アメリカザリガニの駆除、生息地拡充のためのビオトープ造成などに汗を流しています。

■一般社団法人 おだわら農人めだかの郷
休耕田、耕作放棄地の管理を請け負い、うるち米、酒米の生産を行っています。
また、生態系保全型農業を推進するため、有機農業への挑戦も試みています。

■一般社団法人 桑原・鬼柳めだか米の会
地元農家が経済的に成り立つ価格で買い取り、自主流通ルートを開拓して「めだか米」ブランドの付加価値をアピールして、精米・販売を行っています。